仕事のモチベーションをどこに置くべきか？という問いに関する個人的見解
公開日： 2012/05/15 MSW キャリアデザイン 思索
ブログのアンケートに「一体どこに自分のモチベーションを置いたらいいのか、日々悩み、葛藤している」とメッセージをいただきました。「一体どこに自分のモチベーションを置いたらいいのか」
これは常に問い続けることを迫られる命題だと思います。
以下、個人的な考えを記していこうと思います。
モチベーションは保つものであり、日々変動するものだと考えてみる。
「モチベーション？ああ、気づいたら後からついてきてました」などと言えるのだとしたらどんなに楽でしょうか…。悲しいかな、そうはいかないのですよね。
この仕事は、特に、人間のハッピーな出来事に触れることはほとんどありません。
特に対人援助職、ソーシャルワーカーの仕事は「使命感」を持って仕事する人が多いでしょうから（推測ですが）、そう感じられない人にとっては、「モチベーションの置き所」を考えることは、それはそれで苦しいのだろうなと思います…
ですから、まずは、モチベーションを保つ方法を考えてみる。
モチベーションの置き所が見つからなければ、まずは現状を維持できるための方法を考えてみてもよいのではと思います。
そして、モチベーションは日々変動するのが当たり前だ、と考えてみる。
まずは、自分にとってのモチベーションの定義と、基準をぼんやりと定めてみるなど、悩んだ後は、そういった考えてみる作業をしてみてもよいのかなと私は考えています。
使命感をもった仕事のやり方が一番いいだなんて誰が決めた？
私自身は、献身的なハートはナッシングだと自覚しています。
奉仕の精神という言葉があまり好きではありません。
実は、このことに気づけてから、気持ちがすごく楽になりました。
（詳細は機会があればまた別エントリで記させてもらおうと思います）
使命感を持った仕事のやり方をしている人が身近にいると、もしかしたら心苦しく感じたり、「なぜ自分はそうなれないのだろう」と思うこともあるかもしれません。
でも、別にそれはそれでいいんじゃないでしょうか。
使命感を持った仕事のやり方をしている人の「評価基準」みたいなものに歩みを合わせる必要なんてないのだと思うのです。
自分が興味のあるケースには熱が入るけれど、興味のないケースにはそうはならない。
残業バリバリで、なんでもやりたい！という人もいれば、時間内にかちっと仕事を収めて、次の日の自分を整えるために、早く帰る人もいる。
チームワークはもちろん大事だとは思いますが、「ハートの持ち方」まで他者と同調する必要はないのだと思うのです。
自分の中の「評価基準」を定めて、それに合わせて、自分のモチベーションを保ったり、置き所を考えたりすればいいと、わたしはそう思います。
モチベーションの置き所、楽しさは誰も用意はしてくれない
別に誰かのためではありません。
一番は自分のためです。自分が楽しいからです。
今は、それ以上でもそれ以下でもないと考えています。
結局は、楽しさなんてモノは他人が用意してくれるものではないと思うのです。
自分で見出していくもの。
見出すには、対峙する時間が必要です。
ときに、我慢し、対峙し、見つめ合う時間。
その時間の中で、楽しさは見出されてくるものなのだと思うのです。
自分がなぜ今の仕事につこうと思ったのか。
自分は今、自分自身の仕事についてどのように考えているか。
１年後、自分は今の仕事を続けてるか。続けているとしたら、どんな風になっていたいか。
そんな問いを自身の胸に問うてみる。
そして、気づくことが自分を助けてくれる。
そんなこともあるかもしれません。
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