苦手な人とのコミュニケーションを良好にする!「ポジタグ付け」のススメ

公開日: 2012/12/16 MSW コミュ論 思索

「この人、苦手だな」と思うとき、その多くは、相手とコミュニケーションを取る際にイヤな思いをした経験が、苦手意識を生み出しているのだと思います。プライベートであれば、苦手な人とは付き合わないという選択をすることもできますが、仕事だとそうはいきません。

わたしも社会人になった当初は、「苦手な人がいっぱい」で泣きたい日々でした。そんな自分が、数年間の修行の中で(笑)身につけた、日々、人とのコミュニケーションをする上で、実行していることのひとつが「ポジタグ付け」です。



「ポジタグ」付けとは、「相手にポジティブなタグをつける」の略です。
相手のいいところを見つけ、「いいところ」をタグのように「短い言葉」にして、相手の名前と関連づけして「貼付けておく(想像上ですよ!笑)」ただそれだけです。相手のいいところを見つけ(ポジタグを付け)、それを切り口にコミュニケーションをはじめると、自分にとっても相手にとっても、以下のようないいことばかりが起きます。


●苦手な相手とのコミュニケーションにおけるストレスが減る
●「ポジタグ」が新たな「ポジタグ」を生み、コミュニケーションが取りやすくなる
●「ポジタグ付けをする行為」が、相手を尊敬し・尊重するという姿勢を生む


●苦手な相手とのコミュニケーションにおけるストレスが減る


「優しい」「柔らかい物腰」「真面目」「いつでも仕事に真剣」など、ポジティブなタグ付けをすることで、「その人のポジティブな面」を切り口にコミュニケーションをスタートできます。「怒りっぽい」「トゲトゲしている」「不真面目」などの「ネガティブタグ」をできるだけ排し、ポジタグ付けを行なうことで、必要のないストレスを極力減らし、気持ちよくコミュニケーションを取るための姿勢を得ることができます。



●「ポジタグ」が新たな「ポジタグ」を生み、コミュニケーションが取りやすくなる

日々「ポジタグ」付けを意識していると、相手のよいところ、尊敬できるところを見つけようとする「目」が養われていきます。そうすると、相手のいいところがまた新たに見つかり、ポジタグが増えていきます。ポジタグが増えれば増えるほど、それをきかっけに、相手とのコミュニケーションが取りやすくなります。苦手な相手であれば、苦手と思う意識を生み出してる「ネガティブタグ」を「ポジティブタグ」で上書きすることができるようになり、苦手意識を減らすことに繋がります。



●「ポジタグ付けをする行為」は、相手を尊敬し、尊重するということに繋がる。

「ポジタグ付け」は、苦手な相手とのコミュニケーションを円滑にする、日々の他者とのコミュニケーションのストレスを減らす、ということ以外に、「自分の他者への向き合い方・姿勢」を変えることに繋がります。小さな行動を変えることが、自身を変える一番の近道。日々、相手のよいところをみつけ、ポジタグ付けをすることで、結果として、相手に敬意をもち尊重する、という自分自身の他者への向き合い方・姿勢が変わったことを実感しています。



いかがでしたでしょうか。「相手によい印象を持とう」などというと漠然とし過ぎていて、行動に移しづらいのですが、「優しい」「賢い」「仕事に熱い」など、「短い言葉でポジティブなタグを付ける」というポジタグ付けは、簡単で、自分の意識さえあれば、何の事前準備もいりません。


苦手だなと思う相手への「苦手意識」は自分の中で変えていくしかありません。
「ポジタグ付け」は相手への「苦手意識」を減らし、日々の他者とのコミュニケーションを今より少しだけ楽しくし、もしかしたら、自分の「態度や姿勢」も変えてくれるかもしれない、そんな可能性のある、かつ明日からはじめられるものだと思っています。




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