ソーシャルワーク研修に参加しました。

公開日: 2013/02/21 MSW 研修 思索



某所のソーシャルワーク研修に参加しました。


研修内容
参加者各位の提出事例を、4人ひとグループで全員分読み込み、グループ内の事例の「共通点、要素」を抽出し、「人、環境、精神、身体」の4つのカテゴリに分けていくということを行なう、というもの。


【得た学び・考えたこと】
各々のソーシャルワーカーが、自分が経験してきた数百(人によっては数千)のケースという脳内データベースから、ケースの様々な要素から推測し得る「ケース傾向」を察知するということ。

そして、それに基づき、プランニング段階で打ち得る手(アプローチ方法など)を用意しておく、というプロセスの時間を短縮化する力を鍛える上で、「ケースの共通点・要素を短時間で出し合い、見える化する」というワークは有用だなと実感した。



【その他、雑感】
20数名の参加者の話から、実践の根拠を言語化することはハードルが高いことだ、ということも再確認できた。


ソーシャルワーカー各自が、自身の実践を言語化できる力を高めることで、自分の実践がどういった理論に紐付けられるかという「根拠づけ」が容易になる。


「ケースという水源」から得た、不純物の混じった濁っている言葉を、自身のフィルターを通し、純度の高い言葉へ昇華させる。純度の高い言葉は、既存の理論への紐づけを容易にする。既存の理論への紐づけが自然とできるようになれば、それを根拠に現場で戦い続けることができる。


まずは、「フィルターを通し、言葉の純度を高める」ということについて考え、行動したい。


言語化の母数を増やす。
言語化の純度を高める。
その先に、ソーシャルワーク理論との紐づけ可能な段階がある。

雑多な言葉でもいい。母数を増やすことが大切。
ソーシャルワークについての自身の価値や考え方を表出する。
そして、純度を高めるためのスキルや、場を創り出す。

そこに注力したいと改めて思ったのでした。





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