人の話を聴くにときには、相手に向ける意識の量を増やそう!(コミュ論)

公開日: 2013/05/11 コミュ論 ソーシャルワーカーが自己覚知をすすめる上で読んでおきたい書籍 思索 勝手にブックレビュー 読書記録



人とコミュニケーションをするときに大切なのは、意識の量をしっかりと相手に向けるということなのだと日々思います。


「この人、ちゃんと話を聞いてくれてないな」

あ、また生返事だ…」

「ああ、この人に話しても、もう仕方ないな。」


日々、他者とコミュニケーションをとるなかで、上記のように感じた経験が誰しも多かれ少なかれあると思います。



人の話を聴くとき、まず大事なのは、「話を聞いて、相手になにを言うか」ではなく、「意識の量をしっかりと相手に向けているか」ということだと思うのです。


「とってつけたような」という表現は、「尊重されてない感じ」をうまく表しています。とってつけた、飾られた言葉をいくら並べても、それが一瞬でも「意識と感情をきちんと相手に向ける」には敵わないのです。


そのことを理解せずに、とってつけたような言葉で他者を褒めたりして機嫌を伺うような人もいますが、これは、”意識の量”が対面のコミュニケーションにおいて大切であることを理解していない証拠でもあるように思います。


「意識の量を相手に向ける」とは、時間に比例するのではなく、数秒、数分であっても、その共有される時間において、しっかりと意識の量を増やし、相手と対峙することができれば、相手に残る感触(きちんと話を聞いてもらえた。ちゃんと向き合ってもらえた)は変わってくるのです。


これは、どのような目的におけるコミュニケーションであっても、根底におくべき大切なことだと思っています。



交わし合う時間の中の一瞬でもいい、目の前にいる人間に対し、自分の意識や感情をしっかりと向けること。他者は自分が思うほど鈍感ではありません。

人は、一瞬でも、しっかりと自分に向けられた意識を、カラダとココロで感じ取ります。その積み重ねで、自分が他者から尊重されているかどうかをはかるのです。

それがたとえ一瞬でも、交わされた表情やリアクションで、意識や感情をどれくらいしっかりと向けてもらえたか(割いてもらえたか)ということを、人は敏感に感じとる。

だからこそ、私は、決して、それをおざなりにはしないようにしよう、と。
最近、そのことを強く思うのです。




本エントリに関連して、斉藤孝氏の著作『「意識の量」を増やせ!』を紹介します。

なんとなく気が利かない人。
空気が読めない人だなと感じる人。
それは単に「意識」が少ないからであって
意識」は意識し、増やすことができる。
意識が少ないってどういうこというか?
意識が増えるとどんなことが身回りに起こるか。
具体例盛り込みながら、上記について触れ、
トレーニング方法についても書かれた一冊です。






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