チームマネジメントに長けたDrから学んだこと

公開日: 2013/05/07 MSW SW解体新书制作委员会 思索



医療現場におけるチームのリーダシップを取れるのは、当然、Drだ。


けれども、チームマネジメントまでできるDrはそれほど多くないと感じる。チームマネジメントがもの凄く上手いDrと一緒に仕事をして思うことを少し記しておきたい。自分はそのDrのことをとても尊敬しており、振る舞いから学ばせてもらったことはとても多い。



そのDrと仕事をし思うのは、各スタッフにスポットライトをあてるのが上手いということ。スタッフにひらかれた質問を投げかけ、意見を聞いた上で、プラン決定に組み込むというプロセスを、Dr主導で行なうことで、その過程自体が、各スタッフのモチベーションを鼓舞し、創造性を促していると感じる。


それは院内のスタッフに対してだけに留まらず、地域のケアマネージャーなどのスタッフに対しても向けられる。Dr自身がリーダシップをとるときのみ壇上にあがり、プランを決定するプロセスにおいては、各スタッフを壇上にあがらせ、各意を集約させていく。比喩的に言うと、舞台の構成が抜群に上手い。


カンファレンスなどでも、Dr自身が舵取りをする場面以外は、地域のスタッフ等に壇上(メインの司会者)にあがるよう、言葉や態度で促す。


そして、そのこと自体が、スタッフに「尊重されている」という感覚を与え、積極的で創造的な意見を引き出す。医師という権威性をものすごく有意に活用しているなと思う。素直にすごいと思う。


自分が見える範疇が広がると、人の今までわからなかった凄さ(巧さ)に気づくことができるのだ、と実感できるようになったことが嬉しい。それはDrとかNSの人たちと一緒に仕事をしていても思う。この人のこのすごいところを、どうすれば盗んで自分なりにアレンジして血肉にできるかと考えると楽しく感じる。



こういうことに楽しさと興奮を覚えられる性質で本当によかったと思う。他者のダメ出しやあら探しをするほど人生に無駄な時間はないと思うから。他者に尊敬できるところをみとめ、それを吸収しようとしながら、オリジナルという名のアレンジ物としての現在進行形の自分がいるわけで。



すっげえっ!!と、鳥肌が立つ瞬間を大事にしよう。



そう思いながら、日々過ごすと、自然と他人に対して、敬意をベースにして関われるのだということも、ここ数年で考え、身につけたことのひとつ。



誰かを批判して、ダメ出しして生きる時間が、人生の中で一番無駄な時間だと思う。
だから、そうはなりたくない。そう思う。



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